よし、面白そうだからいじってみるか!

「舞、さっきから挙動不審すぎて笑える。リンゴリラみたい!」
私はニヤニヤしながら話しかけた。

舞は驚いたように目を見開くと、慌てて否定する。
「そっ、そんなことないし! リンゴリラってなんだし!」

やっぱり舞をいじるのは楽しいな。

一度舐めた相手は、とことんいじる。
私はそういう性格。なんか嫌な奴だなって、自分でも思う…

もう少し煽ってみる。
「だって、顔真っ赤でリンゴみたいだし、舞って半ゴリ…」

私が言葉を言い終わる前に、鈍い音がした。