安条先輩は周りを見てなさそうでよく見ている




「凛歌ちゃん、良いものあげる」

「結構です」

「拒否んの早くない!?」

「…………何ですか?」

「ジャジャーン」




自ら効果音を付け取り出したのは





「え…………」

「たまたま見つけたんだ。俺って運良いから」





欲しかった人気ブランドのピアス





人気が有りすぎて何処に行っても入手不可能だった




「い…………いんですか?」

「勿論!!」

「ありがとうございます」







まさかのプレゼントに思わず顔が綻ぶ





「よーやく笑った」

「え」

「最近ずっと元気なかったから」





ほんと、よく見ているな