私は…………


「凛歌?」

「凛都…………」




私は





「忘れられるのかな」





この先真城さんのことを忘れることが出来るのだろうか





「…………今のままだと無理」

「え…………」

「逃げて忘れるなんて都合の良いことあるわけない」






逃げ………………てなんか


ない






そう自分に言い聞かせた






「ほら、荷物積み終わった」

「うん」

「本当にいいのか?」

「真城さんが幸せで居てくれるなら」







凛都と家を出た






さよなら





真城さん







好きでした