凛歌side




あのキスされた日から数日



相変わらずの毎日





真城さんには無視され

先輩には言い寄られ

亜芽に泣き付く




変わらない





あのキスは一体何だったのだろうか


分からないまま時間だけ流れた








あのキスの意味を知りたい

と同時に怖いとも感じる





知ったらこの生活が変わる


そんな予感がした







嫌な予感は当たるように出来ている











「あ、すみません」

「こちらこそ」







テラスで亜芽の元へ向かっていると人とぶつかった




これが運命の歯車を動かすきっかけとなる