杉浦くんの手と私の手。

「な、な、なにするのよ!はなせぇー!」


冷たい!!


恥ずかしいとかの前に、ビショビショになる!!


「はん!名付けて「抱きしめビショビショ大作戦」だ!」


「は、はなしてぇーーー!!」


私、今日はジャージ持ってきてないのに!


私が両手を緩めたそのとき。


サッと杉浦くんはホースを取って、私に向けた。


私はサッと顔を青くして後ずり言った。


「す、杉浦くん、落ち着こう!私がわる……きゃぁぁぁぁぁ!!!」


私が言い終わる前に、私の顔面に水が襲ってきた。


「仕返しだぁ!!」