私の言葉は第三者によって遮られてしまった
"マコト"というのが彼の名前らしい
「じゃあ、そろそろ行く」
「あ…」
「じゃあね」
「あ、えっとありがとうございました」
そう言うと、彼は静かに微笑んだ
なんか、目がチカチカして眩しい
体温が、熱い
(お前、あんなところでなにやってたんだよ)
(何やってたんだっけ)
(だからそれを聞いてんだろうがばかか…真琴がばかなのはいつものことか…あいつ、知り合いか?)
(地味に傷つくんだけど。…いや、初めての人)
(その言い方はややこしくなるからやめろ)
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