青春のひだまり。



「私、重いです。ごめんなさい」


「大丈夫。俺男だし、運動部だし」





そう言うと、先ほどの猫のように私をヒョイっと抱き上げる


子供でいう、高い高いをされている感じ


平気でかっこいいことしちゃうんだな、この人


この人は平常心なんだろうけど、私は何故か緊張してしまう



「なんだ、全然軽い」



やだ、もう、心臓に悪い、です