青春のひだまり。




「どうしよう…」



森山千夏は只今ピンチを迎えています


今日は中学校の入学式(今は帰り道だけど)

私としては晴れ舞台

のはずなのに、私は今大変困っています





「木から降りられなくなってしまった…」




遡ること数分前


入学式を終えた私は、用事がある親友と別れて
1人帰り道を歩いていた



すると、木から降りられなくなってしまったという猫をを見つけた

なんて古典的な…

そう思いながら手を伸ばしたが

私の身長じゃとても届かなくて



そうだ、木に登ればいいんだ

と言う単純な考えを思いつき、木に登ったのだけれど、登ってから思い出してしまった





「私、高所恐怖症だった…」