『うっ…ぅっ…な…んで…なの…ううっ…』

私は走って家に帰ってきた

お母さんに何か言われたけどそれどころじゃなかった


今は不安、という気持ちしかない

遼はあの子のことが好きだったんだよね

私に合わせてくれたんだよね

…そんなのやっぱりいやだよ…

『はぁ、はぁ、すみません!お邪魔します!!!』

『あら、遼くん!どうしたの、花なら二階にいるわよ』

いやだ、会いたくない

来ないで

私の隣にいないで

お願いだから…