もうろうとする意識の中私は目をあけた


ここは…?


あれなんかこの匂い…


ドキドキする


「うわ!」


目をあけた瞬間どアップに人の顔が


私は慌て起き上がり


「変態やろー! 何だよ ぶっ飛ばすぞ!」


と叫んだ


誰なんだコイツ…


「ここ学校ですよ 声がデカイです」


あっ、そうだ


私はここに来て気付いたら寝てて…


「あっ! カバン!」


カバンは教室だ…


てか、今何時?


私は時計を見た


「さ、3時…」


何がなんでも寝過ぎだ


とにかく教室に!


「あの、落ち着いてください」


この言葉で我に返った


完全に存在忘れてた


「あんた誰? 何で起こさないだよ」


「僕は水澤誠(みずさわ まこと) この学校の教師」


なんだ先生か


確かに先生ぽいな


「あとカバンならあそこに…」


先生は机の上を指差した


「あっ、カバンあるじゃんか!」


私はカバンを持ちドアへと歩き出した