凛華さんはあの後、怒って何処かへ行ってしまった。

階段を降りていったのが見えたから、地下だろうか?

そんな事を考えながら、時計を見ると、もう10時だった。

凛華さんが行ってからもう15分もたつ。

一体どこまで行ったんだ?

自由奔放なあの人のことだから、何をしでかすか分からない。

僕はボーと突っ立っていた。

おかしい。

もう11時になる。

いくらなんでもおかしいっ!