俺様彼氏の彼女役。

「ちょちょちょ?片山くん、離してっ…」



私の腕を掴んではズンズンと前に進むこいつ。



なに考えてるの…?



そして、片山くんが足を止めたのは



空き教室の前___________



は、なにこれ。



意味不だよっ⁈



「入って。」



と言われ、仕方なく入る私。



「おい」





え、え、えーーーーー⁈



なんか睨まれてない?



しかも、「おい」って…



私、あんたの友達じゃないわ‼︎



「…聞こえてんぞ」



「ぇ、ぁ…声に出て…た?」



「ばっちりと。」



どぅわお。最悪最低。



ってかなに。この人二重人格?



あんな王子スマイルがいつしか



鬼みたいな顔になってる…んだけど。



「ったく、興味あったから呼び出そうと思ったのになんだよ。さっきの。」



「ぇ、なんか私、しました⁈」



「だれに話してる、だと?お前しかいねーだろ‼︎」



「そ、そ、そんなこと言われてもわかんないに決まってんでしょ‼︎バカじゃないの‼︎」




あ。