7日まで毎日、予習や復習を重ねて頑張った。
苦手な理科でさえも、山田先生のためにって思うとなんだか自然に頑張ろうって思えて手が進む。




恋の魔法ってすごいなぁ〜。



───



時は経ち6日になった。
いよいよ…明日。




そうだ!百合に色々明日のこと相談しなきゃ。
そう思って受話器をとる。


プルルルル─…。



「佐々木ですが、百合ちゃん居ますか?」



「美姫ちゃん?ごめんねーうちの子熱出しちゃって明日学校行けなくなっちゃったの。本当にごめんなさいね。」



「あ、全然大丈夫です!百合にお大事にって伝えてください」



「ありがとう」



受話器を置く…。
え!?待って待って…





私1人で山田先生に質問しに行くってこと?
山田先生と2人っきり…。



考えるだけで体か熱くなって胸がドキドキする。














1人で……。
出来るかな??
でも好きなんだもん!
やるしかないよね!?








頑張れ…私!!
明日が来なければいいのに。でも会いたいよ…。





複雑だった。