「まあー、普通ならそうでしょうね、けどここはホテルなので子供の悪戯で、一旦エレベーター内に入り、そこで1階のボタンを押してエレベーター内から出るという事も思いまして。」
「なるほど、しかし時間も昼食なので私が思うにお客様達は町に出たり、昼食を取ったりする為にエレベーターを使っていると思うので恐らく乗っていたのでは。」

ホテルのオーナーの言葉には確信がこもっていた。

「となると、乗っていた人達も消えたというわけか。」リックが言った。

その隣では長身の男ウィル・バスターとジョニー・コスナーが話をしていた。「Ｘファイルやトワイライトゾーンみたいだなジョニー。」
「あ、あー。こいつは本物だな。」
「よし、ザックさん。全ての宿泊客、従業員を調べて下さい。」
「は、はい分かりました。」

その後警察達はエレベーター前から離れパトカー内へと戻っていった。それと同時に周りにいたやじ馬達は離れていこうとした。

「皆さん、一旦部屋に戻って下さい。ご協力お願いします。」オーナーがロビーにいた宿泊客に言った。