警察は4人程来ていた。オーナーからの電話では爆弾かもしれないとの通報だった為に爆弾処理班が来た。かもと言う事で4人しか来なかった。警察にも少し夏休みがあり、正にその時の通報だった。

「まぁー爆弾は無い様だが。」眼鏡の男が言った。

「確かにな。」4人のリーダー的存在の男が言う。「我々には何とも言えないですな。爆弾でも無ければ何でもないしねー。大音響というのが少し引っかかりますけど。」
「これはFBIにでも来てもらわなければねーリックさん。」リックの隣にいた長身の男が言った。

「まあな、しかしさすがのFBIでもてこずるだろうな。」

エレベーターの前で一通り話をした。しかし、この件に関しては何も分からずじまいで終わった。


「ところでギャリーさん、1つ質問があるんですけど。」リックが言った。

「何ですか?」
「このエレベーターには人が乗っていたんでしょうか?」
「おそらく乗っていなければおかしいと思いますけど。」