Candy House

えっ、どう言うこと?

優等生があたしに何か用事でもあると言うのだろうか?

「閉店寸前の雑貨屋に大卒の新人が入ってきたって、横町ではすっかり話題よ。

へえ、ノゾミちゃんって言うんだ」

優等生は珍しそうにあたしを見つめた。

えっ、あたし有名人になってるの?

「私は八束麻子(ヤツカアサコ)。

この横町で花屋を経営しているの」

「…雨宮希望です」

自己紹介をされたので、こちらも自己紹介をした。

へえ、お花屋さんなのか。