Candy House

「ノゾミちゃんも嫌なら嫌って、ちゃんと拒否した方が身のためだぞ。

最悪、殴っても構わないから」

「あ、はい…」

殴っても構わないって、それこそ訴えられるのでは…?

「それか」

安部さんが思いついたと言うように言った。

「それか?」

他に何か方法があると言うことなのだろう。

「いっそのこと、俺に食われるか?」

「はっ!?」

持っていた食器を落としそうになったが、何とか耐えた。

それをテーブルのうえに置いて、安部さんを見つめる。