Candy House

看板代わりの黒板がしまわれ、「CLOSE」の札がドアノブにかかっている『キャンディ・ハウス』の前。

「すみません、ありがとうございました」

あたしは星ボンさんに頭を下げていた。

「あの、一体何があったの?」

質問してきた星ボンさんに、
「あたしもよくわからないんですけど、どうやらこの前テレビであたしを見たらしくて」

「ああ、この前テレビ局の人が取材にきてたヤツね」

事情を説明し始めた。

「それであたしのことを知ったらしくて、それで絡まれちゃって…」

「んー、それは大変だったねえ」

星ボンさんはうんうんと、首を縦に振ってうなずいた。