Candy House

2階のリビングへ入ると、安部さんがカサノバを下ろした。

「カサノバー、煮干しだよー」

あたしはビニール袋の中の煮干しを出すと、カサノバの前に置いた。

「にゃっ!」

カサノバは嬉しそうに煮干しに飛びつくと、カリカリと煮干しを食べ始めた。

「やっぱり、家の中が安心するな」

安部さんがじゅうたんのうえで横になった。

あたしも横になったのと同時に、
「あっ、俺も」

上野さんがあたしの隣で横になった。

何であたしがいつも2人に挟まれる順番になるんだ?