Candy House

「もう…」

確かにあたしたちは見学組だった訳だけど…。

「じゃ、俺たちは俺たちでこっそりと『キャンディ・ハウス』に戻りましょうか?」

上野さんが言った。


取材班から離れて『キャンディ・ハウス』へ戻ると、
「あっ、カサノバも戻ってきてる」

ドアの前で日向ぼっこをしているカサノバがいた。

「よっこいしょ…って、また重くなったか?」

安部さんがカサノバを抱きあげた。

「札はこのまま「CLOSE」でいいか」

上野さんがそう言った後、あたしたちは中に入った。