Candy House

「へえ」

さすが、専門学校の卒業生だって感じだ。

本当に何でも直せます、って言う雰囲気が漂っている。

あたしなんて、文学部の人文学科の卒業生だからなあ。

上野さんと安部さんみたいに専門学校を卒業していたら、あたしの人生は変わっていたのかも知れない。

そう思って家についたら、
「おい」

上野さんが指差した。

彼が指差した方向に視線を向けると、おまわりさんだった。

「またノゾミちゃんに聞きたいことでもあるんじゃねーか?」

そう言った上野さんに、
「えっ、またですか?」

特に話すことなんてないと思うんだけどなあ…。

そう思いながら、
「あの…」

おまわりさんに歩み寄ると、話しかけた。