Candy House

やったって、まだドロボーは捕まっていないと言う話である。

「おまわりにも話したことだし、ホームセンターに行くか」

そう言った安部さんに首を縦に振ってうなずいた後、あたしたちは今度こそホームセンターへ向かった。


オレンジ色に染まった空の下を3人で歩きながら、
「いろいろ見てたらすっかり遅くなったな」

上野さんはやれやれと息を吐いた。

「仕方ない、作業は明日だ」

安部さんが言った。

「でも、できるんですか?

中には骨組みから壊れているものだってあるのに…」

言いにくそうに言ったあたしに、
「ああ、俺直すの得意なんだ」

安部さんは得意気に笑った。