Candy House

「いただきまーす」

手をあわせて声をそろえると、釜玉うどんを食べ始めた。

「あのさ」

上野さんが話を切り出した。

「今日はここでふとんを敷いて寝ない?

ボロボロの襖がある部屋で寝る気が起きない」

そう言った上野さんに、
「あー」

「確かにねえ」

安部さんとあたしはうなずいた。

確かに、今日は寝る気が起きないかも。

「そうだな。

今のところ片づいているのはここだけだし」

上野さんの提案に、安部さんは納得したと言うようにうなずいた。