Candy House

ケーキのカタログだった。

…んんっ?

この前2人が慌てて隠していたものって、これだったの?

「中には似顔絵ケーキって言うものもあったんだよね。

似顔絵にする写真を送れば作ってもらえるってヤツ。

だけどこれ結構時間がかかるんだって、1ヶ月だよ」

上野さんは安部さんの手からカタログを横取りすると、ページを開いた。

「あー、なるほどー」

おもしろいと言えばおもしろいけど、時間がなあ…。

「ノゾミちゃんの誕生日までそんなに時間がなかったから、ねえ?」

「ああ、そうですよね…」

あたしの誕生日まで時間があったら、似顔絵ケーキにするつもりだったんですか?