Candy House

「ああ、マカロニサラダとパスタは本当に俺たちが作ったからね?

本当だからね?」

「わ、わかってますよ…」

そんな風に弁解するように言われたら、信じることしかできない。

「だけど、ケーキが大変だったよな。

人によっては生クリームが嫌いだって言う人もいるから、ケーキ選びには結構迷ったよな。

チョコレートにするかとか、チーズケーキにするかとか。

最終的には定番のショートケーキにしたけど」

安部さんはじゅうたんに手を突っ込んだかと思ったら、何かを取り出した。

「あ、安部くん!」

「いいじゃん、もう知ってるんだし。

もう今さら隠す必要がないだろ」

安部さんはあたしに差し出すように何かを見せてきた。