Candy House

河原の方へ顔を出すと、
「おっ、ラッキー♪

貸し切りだ!」

上野さんがはしゃいだ。

「こっちでも桜咲いてんのに、何でみんな公園の方なんだろうな。

よし、この辺でレジャーシート敷くか」

安部さんがビニール袋から青と白のギンガムチェックのレジャーシートを出した。

安部さんがレジャーシートを敷いている間、あたしは川を見ていた。

川には散った桜の花びらが浮かんでいた。

「すっげーキレイだな」

上野さんが言った。