Candy House

日曜日の公園はお花見シーズンと言うこともあり、人がいっぱいだった。

ほとんどの桜の木の下ではもう宴が始まっている。

「こりゃ、奥の方へ行かねーと場所ねーだろうな」

上野さんが言った。

「河原の近くだったら空いてんじゃね?」

そう言ったのは安部さんだ。

「そっか、そこだったら少しくらい空いてるかもな。

ノゾミちゃん、それでもいい?」

上野さんがあたしに聞いた。

「いいですよ」

あたしは答えた。

「じゃ、そっちへ行くか」

あたしたちは河原の方へ足を向かわせた。