カギを渡すと

「ねぇ一緒に帰ろ?」

「同じ方向だからな…
足、大丈夫か?」

「うん!!もう痛くないホントにありがとう!
朝のお礼にかき氷奢りたいんだけど?
いい店知ってるんだー」


“いい店…オヤジか?"


「いいのか?」

「うん!!」


いい店ってどこかのファミレスかな?と思った

暫く自転車で走って
連れて来られたのは
小さな駄菓子屋だった。


「どれにする?私はイチゴ」

と言ってかき氷のアイスを手にとった。

俺はメロンにした。