ラムネを渡したい。 でも今、顔を見たら決心が揺らぐ。 俺はラムネの入ったレジ袋にメモを一枚残した。 ただ一言 “サヨナラ"…と 茜への最後のメッセージ。 俺は部屋を見上げた。 <パッパーン> 大きなクラクションに俺は振り向いた。 “嘘だろ!" 三歳ぐらいの女の子が補助輪付きの自転車でフラフラ道の端を走ってた。 大きくよろけ 俺は、咄嗟に…