ハンバーガーを食べて静まりかえる2人。
「心ここにあらず!」
「…」
「私と一緒で楽しくないよね?」
「そんなこと無いし」
「無理しないでよ」
ポテトを一本摘んで投げてくる。
「…してない」
俺は投げてきたポテトを投げ返す
「してる」
「してない」
「どうでも、いいや
私は当て付けなんでしょ?」
瑞希は目を真っ赤にして唇を噛みしめる
瑞希の目からポロッと一粒の涙が落ちた。
「違うよ
瑞希」
「じゃあ…」
少しの沈黙と瑞希の綺麗な涙が俺を狂わせる。
「なぁ今から俺んち来いよ」
無理矢理自転車に乗せて家に向かった。
意地を張る俺がいて
でも居心地の良いもう一人の女ともう少しだけ一緒に居たいと思う自分
茜?こんな俺
あり得ないよな?

