冬休みも終わり

今日も茜とサイクリングロードを走る。

「アオ、寒いねー」

「女子は大変だよなスカートだしなー指輪してきて大丈夫か?」

「それ言うならアオのピアスヤバいじゃん」

“確かに…"

「アオ!今日委員会だから先に帰ってね」

「なんだ、そうか」

「アオ寂しい?」

「…まぁな」

楽しいのは、この時間だけ


教室に入ると退屈な1日が始まる。

席に就くと早速瑞希が俺のところにくる。

最近はイライラせずに話せるようになった。

「碧おはよう」

「おぅ瑞希ーお前太った?」

「はぁ?太って無いしフルーツダイエットしてるからアハハ」

「相変わらず」

「えっ!?」

「何でもない」

「あのさ、茜…」

「茜がどうした?」

「いや…」

「言えよ」

「あのね初詣の時に青木君と一緒のところ見ちゃって、もう一人女の子もいたんだけどね」

「…人違いじゃない?」

「あっ…そうかもね」


茜は絶対裏切らない…でも何で言わない!?


聞かなかったことに…



そんなこと出来るだろうか…