正月もバイトを頑張った俺!
今まで色んなバイトをしたが、どれも1週間持たなかった。
長続きしたのは、きっと
茜のおかげ。
今日は健二と一緒
バイト終了後、店長が炒飯をご馳走してくれた。
店が混んでいたから従業員の待機室で食べる。
「茜ちゃんとは、どうなの?」
「上手くいってるけど?」
「いや…んー、そうじゃなくて」
スプーンを止めて健二は俺を眺める。
「何だよ」
再び炒飯を頬張り
「まぁーいいや」
「シテナイよ」
今度は反応しない…
“健二!ここは反応するところじゃねー?"
「…あっ!そう
いつやるの?」
「バカか」
“もし、あっても言わないし"
「また遊びに行こうぜ、此処んとこ弥子、元気ないからさ…」
「おぅ茜に言っとくわ」
大盛り炒飯を平らげ店長にお礼を言って店を出た。