約束の時間
駄菓子屋の前で
茜は待っていた
数日会えなかっただけなのに懐かしく感じる。

俺の顔を見て
クシャッと笑ういつもの茜。

「アオー!」

大きく手を振り走り寄る

「火曜日は悪かったな
俺ホントは茜を迎えに行った」

「アオー!そんな事で謝らないで、いつものアオになってよ」

“いつもの俺?"

「アオ行くよ」


「ん!!」


俺は右手を差し出した。
茜は俺の顔を見上げ嬉しそうに左手を添える。

言葉なんて要らなかった。
2人の想いは一緒だと確信できたから。


「アオ絆創膏だらけー
痛い?」

「痛くないよ」

「アオ!ワイルドー」

「何だ!?それ」

「カッコイイってことで…ねっ」