約束の前日、土曜日になった。
俺はやっぱり行かないと決めた。

昼過ぎになり下でおふくろの呼ぶ声がした。

「碧!!お客さまよ」

まさか健二!?
だがおふくろは
健二のことをお客さまとは言わない。

玄関にいたのは弥子だった。

「碧君ちょっと出れる?」

「弥子ちゃん」