赤と青の恋


次の日も茜は学校を休んだ。


“俺…今どんな顔してるんだろ、きっと酷いよな"


そんな落ち込んでいる横に瑞希の姿があった。
ずっと眺めていたようで
半分飽きれ顔だ。


「碧?どうしたの!?」

「あ、瑞希」

「何かあった?」

「瑞希はさ俺のどこが好きだった?」

「ハァ?…んー真面目に答えようか?」

「あーやっぱり辞めとく」

「何それ」

“何聞いてんだ"

「瑞希、茜の家知ってる?」

「知ってるけど、ちょっと待って」

瑞希は地図を書いてくれた。

「何があったか知らないけど会いに行きなよ」

「言われなくても行くわ」

「バカ碧」