碧が静かに話し始めた。
「俺の記憶は…」
「!?」
「俺の記憶は戻っているんだ、入院中、看護婦から
事故にあった時の荷物を渡された、それを見た時少しずつだったけど思い出した」
「俺は事故にあった日
茜に別れを告げるために家の前まで行ったんだ
その時の荷物がラムネ」
「茜はラムネを飲むと元気になるって言ってたから、俺は居なくなるけど
元気でいてほしいと
伝えたかった」
「俺は茜と向き合うのが怖かった
誰にも会いたくなかった」
「俺は逃げたんだ、茜からも、健二達からも」
「三回忌は来る予定じゃなかった
俺の気持ち全てを知ってるおふくろは俺の背中を押した」
「俺の犯した罪は消えない茜を簡単に裏切ったんだから」

