俺は柄にもなく
一日中茜の事を考えてた。
不思議なヤツだ。
俺が一回助けただけのこと。
きっと茜は俺の事なんて
何とも思ってないとおもうし
まぁ普通に

…ってか何で俺が女のことばかり考えてんだよ

…バカすぎる!!


放課後、茜は既に待っていた。

「アオー早く行こっ」

「おぅ」


2人並んで自転車を走らせる、、、
慣れない変な感じだ。


「今日は俺が奢るわ
何がいい?」

「ラムネ!!」

駄菓子屋のベンチに座り
ラムネを飲んだ。

「ラムネとかって
何年ぶりだろ」

「私はしょっちゅう飲んでるー
中のガラス玉どうやって入れてるのかな
不思議だよね
私ねラムネを飲むと元気が出るんだ」

「そっか」

「ねぇアオー?
アオは今、彼女いないの?」

「いねぇよ」

「ふぅーん、じゃあ茜にチャンスあり!?」

「…チャンスは、ありだな」

「えっ!?…頑張る」