駄菓子屋の店先のベンチに座り
2人でアイスを食べ始めた。



「イタタタッ」


「傷がか…?
あっ頭痛いのか」

「キーンってきた
…ふぅイタッ」

手の甲で額をトントン叩き
俺に微笑む。


「一気食いするからだぞ」

「だってー」


その姿かあまりにも可笑しくて
俺は笑ってしまった。


「アハハつい笑っちゃう
何か可愛くて…」

「そぉ?
ねぇ岡田クン…だよね?
下の名前は?
私は藤原 茜、2組
あっ名前の下に
チャンとか、さんはいらないよ」

“はい、そうですか"


「俺は岡田 碧、5組」


「アオイね……ん?あっ!」

「どうした?」

「ねぇ私達、青と赤だね!
アオイのアオと
アカネのアカ」

“アオとアカ…なるほど面白い事言うな"


凄い美人とは言えないが
綺麗な瞳を持つ女の子

ちょっと不思議で優しい笑顔

ニコニコ嬉しそうに話す茜


そんな茜に俺は癒された?
…のかな