この気持ちに気付かないで




どうせ同じ教室にいくんだけどなぁ。



「桜って彼氏ほしかったの?」


沙耶は目をキラキラさせながら楽しそうにあたしに聞いてくる。


その期待の眼差しにあたしは困惑しつつ、


「え、あっ、あーーー、うーん」


適当なな返事をした。つもりだったのに、



「うん!?そっかーそーだったのかー。
告られてもどんどん振ってくから桜は彼氏とか興味無いのかと思ってたよー」


いや、うんっていったんじゃないよ?
うーんって言ったのよ?
梓が好きだから断ってただけで、梓が彼氏でないなら彼氏なんて本当はいらないし、


「まぁ、梓くんみたいかっこいい兄弟いたら他の男子は平々凡々にみえちゃうもんねー。なかなか桜のお眼鏡にかなう男子はいないよねー」


いや、そうではなくて・・・
私は梓のことが・・・
とは言えるはずも無く、熱く語る沙耶のとなりをあるく。


「校内一のイケメンと言われる梓くんといるんだもんなー。それ以上かっこいい男子はいないもんねぇ。
桜も校内一の美女だし、そこらへんの男子じゃだめだよねぇ」


「いや、あたし美女ではないし・・・。別に他の男子がだめなわけでもないし。」


「美人で謙虚で。うんうん。男子はだめではないけど良くはないってことか。桜に振られた男子は約10人。かわいそうに。」


「いや、だから、あのね」


そんな話をしている間に2-2の教室についた。