「相田とかよくお前のことかわいーかわいーって教室でさわいでんじゃん」
「沙耶?女子同士のかわいいは別物でしょ。」
「じゃあ、男にかわいいって思われたいんだ。彼氏でも欲しくなったの?散々告られては断ってるくせに」
男にっていうか・・・梓にかわいいって思われたいだけだけど・・・・
まぁいつもかわいいとは言ってくれるけど、何を可愛いと思ってるのかよく分かんないし。
沙耶にかわいいって言われたら梓もかわいいと思ってくれるかと想ったんだけどなー。
まぁ梓にかわいいっていって欲しいし、有り得ない夢だけど梓が彼氏になってくれたらって思う。
でもこの気持ちは消さなきゃいけないんだよね。本当は
「彼氏がいたらいいかもね」
そしたら、梓を好きじゃなくられるのかなぁ。無理だよなぁ。
「あっそ。どーでもいいけど、桜には似合わないからボタンは閉めとけ。」
・・・・似合わない・・・。
そう言われたら閉めるしかない。
閉めながら校門をくぐろうとすると、
「桜って彼氏ほしかったのーーー!?」
いつの間にか隣にいた沙耶に絶叫された。
そして周りにいた人達があたし達をガン見してこそこそ何か喋り出した。
「あ、おはよう。桜。梓くん」
「はよ。じゃぁ俺行くわ」
そう言うと梓は足早に校舎に向かった。


