この気持ちに気付かないで


「生クリームあわだったー?」


うぉっ!?

いっいつのまに!?


思い出にひたってる間に隣に立っていた桜に声をかけられた。


その姿をみて俺は一瞬固まる。


・・・・のー ぶら・・・キャミソール・・・・?


今朝のブラウスなんか比にならない・・・・


俺の高さからだとなんだか谷間の先も見えてしまいそう・・・・



血流が下半身に・・


ヤバい。


勘弁してくれ。


マジで



「・・・・おまえなぁ」


その格好はないだろ



「え?なっなに?」


何じゃないから。

 
俺だって男なんだよ!



兄弟だからって気抜きすぎ!


俺はお前のことただの兄弟には見れないのに!



襲うぞ!

おそっていいのかよ!


あぁ!もう! 


「~~~っ!なんでもない。」


「え?なんか怒ってる?生クリーム大変だった?」


はぁ?


「違うけど。なんでもない。」


見当違いにもほどがある!


「そー?あ、味噌汁ありがと。もう魚焼いちゃうね」


「ん」


適当な返事をしつつ俺はテーブルへ行った。


桜が視界にはいらないように。



「生クリームできたら、プリン出してクリームいっぱい入れといて~~」


くっそ!


呑気な声だしやがって!



こっちのみにもなってみろー!!!