マツバラって誰だよ・・・・
いつあったんだ?
一年の時もクラスにはそんなやつ居なかったし。
桜は部活も入ってないし。
朝登校してから殆ど教室から出るわけでもない。
授業が終わったらすぐ俺と帰る。
24時間寝るとき以外殆ど俺の視界の範囲にいるのに。
誰だよ。
誰かも分からないやつにイライラする。
時々相田達と遊んでから帰ってるし
そん時にでも会ってたのか?
あーーーくそっ!
なんなんだよ。
俺以外みるなよ。
俺と一緒にいてくれよ。
離れていくなよ。
ザバッ!
俺は風呂からあがる。
あー・・・・なんかのぼせかけてる。
あつい。
体をふいて短パンだけ履いて風呂場をでる。
ひんやりした空気が俺をつつむ。
涼しい。
台所に行くと桜がなめこをあらってた。
後ろからその作業を見ながら声をかけた。
「桜、風呂あいた」
「あ、うん」
振り向いた桜は腕さえ回せばぎゅっと抱きしめられる程俺に近い。
俺の肩までくらいしか無い身長。
このまま抱きしめて俺のものにしたい。