ってか、
ってか、
ええええええーーー!?
え?
え?
ちゅっ。
目の前に目を瞑った梓。
再び唇に柔らかい温かな感触。
口の中に何か入ってくる。
「え?」
キス?
「桜、口の周りクリームつけすぎ。」
なんでもないように言って梓はテレビに視線を向ける。
「な・・・・なんで?」
「別に。クリームついてたからとっただけ」
「キ・・・ス・・・・?」
「そんなん別にキスに入んないだろ?
兄弟だし。小さいときよくやってたじゃん。」
・・・・・・・・・。
・・・梓にとってはあたしとのキスなんてなんでもないんだ・・・・


