明日の心配をしつつ、ささっとお風呂を上がる。
確かにお風呂上がりは熱いなぁ。
てきとうに服を着て、肩にタオルを掛けて台所へ向かう。
シャカシャカシャカシャカ。
ボールと泡立て器を持った梓が立っている。
さすがに肌寒くなったのかTシャツを着ていた。
あたしはまだほっかほっかしてますけどね。
「生クリームあわだったー?」
梓の隣に立って声をかけた。
「・・・・おまえなぁ」
「え?なっなに?」
ちょっと不機嫌?
「~~~っ!なんでもない。」
「え?なんか怒ってる?生クリーム大変だった?」
「違うけど。なんでもない。」
「そー?」
あ、だし汁に豆腐となめ子入ってる。
梓入れてくれたんだ。
ちょっとした優しさがまたときめきポイントだよねぇ。
ってあたしはいつでも梓の事しか考えないなぁ。
とりあえず味噌入れよ。
「味噌汁ありがと。もう魚焼いちゃうね」
「ん」
「生クリームできたら、プリン出してクリームいっぱい入れといて~~」
今日はちょっとリッチなデザートだなー


