「あっあっだぁ・・・・服っ!」



「え?あぁ、ちょっと湯上がり熱くて。最近夜もだいぶあったかいじゃん?」



そうだけど・・・


みてるこっちが恥ずかしいから


なんか男の人だって実感してしまう。


きれいな肌に触りたくなっちゃう。


誰か知らない女の人に梓を取られるまえに。


触りたい。



って!


あたし変態みたい!!



熱い。


すんごく体温上がった!



くいっ。



あたしの顎が無理矢理上に上げられた。



「かわいいな」


ぼぼぼぼっ!


さらに顔が熱くなるのを感じる。



「ああああたし、お風呂はいってくる!梓生クリーム泡立てといて!」



顔を上げられたまま、目をそらして言う。


湯上がりの水が滴る梓は艶めかしくて直接みてられない。


あたしの心臓がもたない。


早くお風呂にいかなきゃ。


「生クリーム?何につかうの?」



「今日買ったプリン」




「ふーん。こっちのだしとってるやつは?」



「味噌汁」


この体勢やめよ!


もう限界!


なんかよく分かんなけどあたしが恥ずかしい!


「じゃぁあたしお風呂はいってくるから」



「はーい。」



返事を背中でききつつお風呂場に向かった。