「へー。梓くんとは違うタイプがいいのかー」
いや、そんなことは無いけどね。
でも
「そうかもね」
とか言ってみる。
だって、あたしの気持ちは絶対誰にも知られる訳にはいかないから。
「生まれてからずっと一緒いたら違うタイプに憧れちゃうみたいな?」
「そーだねー」
曖昧な返事を返しておく。
本当は双子でもないけど、みんなはあたし達を本当の双子だと思ってる。
「その感じだと、4組の松原くんとかどう?サッカー部で先輩たちを差し置いてレギュラーらしいし、クールで有名じゃん?結構イケメンだしー」
だれだろう?マツバラくん?
「いいかもね。マツバラくん。」
特に興味はないけど。
適当に頷いておく。


