この気持ちに気付かないで



「桜?」

へ?
あたしは沙耶に呼ばれた。



「そんなに悩まなくてもー。優しいひとーとか、かっこいい人とかアバウトでもいいからさ、」



あ、その話か。悩んでた訳じゃないんだけど。
それより梓今日澤田さんとどこかいくの?



「そっか。ありがとう」


そう言いながら澤田さんは体を前にむき直してノートに何か書き始めたみたいだった。


大事な会話聞き逃したよ!
結局どうしたのよー!?


「___それかー、身長はこのぐらいでーとか、年齢とかー。なんかないの?」



沙耶はずっと具体例をあげてたみたいだ。


仕方ないから適当に答える。



「じゃぁ、日に焼けたいかにも運動部ですって人とか、クールな感じのひと」


梓と逆なのを言ってみた。


運動はめっちゃ出来るけど、肌はめっちゃ綺麗で色白。
となりに並ぶと自分の日焼けが気になってしまうくらい。

性格もみんなにフレンドリーであたしはいつもやきもちを妬いてしまう。
もうちょっとクールにあんまり女子と話さなかったらいいのに。