銀髪の女もTHE白人だが目は紫色だ。彼女の名は アリアンロッド。


顔は極上でボンキュッボンのナイスバディ。ワインレッドのカッターシャツは大胆にもへそ近くまで開けられていて中には黒のビキニ。タイトな黒パンツと相まってどこぞのインテリマフィアの様だ。


「おお、気が利くじゃねえの。」


ソファーの前にあるテーブルに皿を置いた女は立ち尽くしていた私から鞄を取りそこらへんに置くと座るように指示した。


言い忘れてたが、男の名はギルベルト・A・アレッソ。


「さぁ、リリ座って。お話があるの」


黙ってギルベルトと同じソファーに座ってアリアンロッドを見る。


「あのね、この部屋に住む人が増えたの。女の子一人だと心細いだろうけど、頑張れる?」


「その口調だと男か。」


「そう、しかも三人。」


額に手を当て絶望のポーズをとって見せるとアリアンロッドが申し訳なさそうに笑う。


「京極清一君は貴方と同じ学年でしょ?それと高校三年生の御崎将太郎君、中学三年生の狐塚高嶺君」


「狐塚ぁ?あのアイドルか?」


思わず問い返すとアリアンロッドはうなずいた。


「そうそう。」


「アイツぁ可愛い顔してやがるな、女だったら抱いた。男はお断りだがな」


「ギル、黙って。」