俺は高望潤
丘城第一高校二年
帰宅部の図書委員だ
そんな俺には秘密がある
付き合っている相手が、男なのだ
丘城第一であいつの名を知らないやつはいないと思う
三滝拓実
バスケ部キャプテンで監督を兼任
成績優秀、容姿端麗、文武両道…
そして二年で生徒会長というハイスペック野郎…
くそっ、かっこいいぞこのやろー!(笑´・艸・)
そんなやつが、もてないはずない
さて、今日は何月何日か
答えは2月14日、バレンタインデーだ
さて、俺は今何処にいるか
答えは体育館裏の木の影
さて、何故木の影なんかにいるか
答えは告白現場に遭遇し隠れたから
その告白されてるモテ男は俺の恋人、三滝拓実…
大事だから2度言う
俺の恋人、三滝拓実だ
拓実がモテるのは知ってる
だってあいつ、本性ださなきゃかっこいいもん
まぁ俺は腹黒な拓実もかっこいいと思う
拓実とは付き合って1年たち、結構順調だと思う
でも、やっぱり不安はある
何でも出来るあいつと違って、俺は不器用で頭も悪い
得意教科聞かれたら迷わず体育って言う
話しを戻すが今日はバレンタイン
拓実がたくさんチョコを貰うのは簡単に想像できた
でも、あいつカカオ100%が好きだからよくウザいって言ってた
家庭科成績ずっとアヒルの俺だが、何を血迷ったのか手作りチョコを用意した
そのせいで手は絆創膏だらけ
「はぁ…俺、何やってんのかな…ただ盗み見してただけじゃん…ヘタレめ」
拓実は営業スマイルをはりつけチョコを受け取った
見た感じ両想いにはなってない
「…女子にたくさんもらってたし、こんな歪なチョコ…もらっても嬉しくねぇよな…」
包みをあけチョコを見る
作った自分でさえ「何これ、すみ?」って聞きたくなるのに…バカだよな…
「…苦い…まぁ、カカオ100%に近いから当然だな…」
「何泣きながら食ってんだバァカ」
「うわぁ…営業スマイルどこいった?」
「お前にんな事してなんの特になんだよ
ついに思考回路停止したのか?」
「…うるせぇよ」
こんな時にくんなよバカ
こんな顔、絶対見せたくないのに!
「それ俺にだろ?何食ってんだ」
「あげないっ、こんなのあげれないもん!」
俺はチョコを口にいれ拓実に背をむけた
「…てめぇ…」
「んぐっ!?」
木に押さえつけられ抵抗出来ない俺
拓実の顔がどんどん近づいて…
「んんっ…んぁっ、ぷはぁっ!はなみやっ…もぅらめぇ」
「まだチョコ残ってんだよ、大人しくしてろバァカ」
「んあっ!んっ…んんっぁっ」
拓実のキスで俺の頭は真っ白に
それから拓実は舌を吸い上げキスを終了させた
二人をつなぐ銀の糸を拓実が舐め切り俺の耳元で
「お前にしては上出来だ
来年もこの方法でよろしくな、バァカ」
足腰立たない俺はとどめをさされその場にへたり込む
結果的には、チョコ…渡せたけど…
来年は普通に渡そう!
俺の身が持たない!
-END-
-オマケ-
「あれ、拓実チョコは?まさか、もらってないの!?」
「紙袋3個分ぐらいもらったが、あんなもんいらねぇよ
だから全部部活の奴らに押し付けた」
「…なんか、可哀想だね…みんなも女の子も」
「バァカ…お前以外のチョコなんているか」
「//////」
やっぱり、拓実にはかなわないよ
丘城第一高校二年
帰宅部の図書委員だ
そんな俺には秘密がある
付き合っている相手が、男なのだ
丘城第一であいつの名を知らないやつはいないと思う
三滝拓実
バスケ部キャプテンで監督を兼任
成績優秀、容姿端麗、文武両道…
そして二年で生徒会長というハイスペック野郎…
くそっ、かっこいいぞこのやろー!(笑´・艸・)
そんなやつが、もてないはずない
さて、今日は何月何日か
答えは2月14日、バレンタインデーだ
さて、俺は今何処にいるか
答えは体育館裏の木の影
さて、何故木の影なんかにいるか
答えは告白現場に遭遇し隠れたから
その告白されてるモテ男は俺の恋人、三滝拓実…
大事だから2度言う
俺の恋人、三滝拓実だ
拓実がモテるのは知ってる
だってあいつ、本性ださなきゃかっこいいもん
まぁ俺は腹黒な拓実もかっこいいと思う
拓実とは付き合って1年たち、結構順調だと思う
でも、やっぱり不安はある
何でも出来るあいつと違って、俺は不器用で頭も悪い
得意教科聞かれたら迷わず体育って言う
話しを戻すが今日はバレンタイン
拓実がたくさんチョコを貰うのは簡単に想像できた
でも、あいつカカオ100%が好きだからよくウザいって言ってた
家庭科成績ずっとアヒルの俺だが、何を血迷ったのか手作りチョコを用意した
そのせいで手は絆創膏だらけ
「はぁ…俺、何やってんのかな…ただ盗み見してただけじゃん…ヘタレめ」
拓実は営業スマイルをはりつけチョコを受け取った
見た感じ両想いにはなってない
「…女子にたくさんもらってたし、こんな歪なチョコ…もらっても嬉しくねぇよな…」
包みをあけチョコを見る
作った自分でさえ「何これ、すみ?」って聞きたくなるのに…バカだよな…
「…苦い…まぁ、カカオ100%に近いから当然だな…」
「何泣きながら食ってんだバァカ」
「うわぁ…営業スマイルどこいった?」
「お前にんな事してなんの特になんだよ
ついに思考回路停止したのか?」
「…うるせぇよ」
こんな時にくんなよバカ
こんな顔、絶対見せたくないのに!
「それ俺にだろ?何食ってんだ」
「あげないっ、こんなのあげれないもん!」
俺はチョコを口にいれ拓実に背をむけた
「…てめぇ…」
「んぐっ!?」
木に押さえつけられ抵抗出来ない俺
拓実の顔がどんどん近づいて…
「んんっ…んぁっ、ぷはぁっ!はなみやっ…もぅらめぇ」
「まだチョコ残ってんだよ、大人しくしてろバァカ」
「んあっ!んっ…んんっぁっ」
拓実のキスで俺の頭は真っ白に
それから拓実は舌を吸い上げキスを終了させた
二人をつなぐ銀の糸を拓実が舐め切り俺の耳元で
「お前にしては上出来だ
来年もこの方法でよろしくな、バァカ」
足腰立たない俺はとどめをさされその場にへたり込む
結果的には、チョコ…渡せたけど…
来年は普通に渡そう!
俺の身が持たない!
-END-
-オマケ-
「あれ、拓実チョコは?まさか、もらってないの!?」
「紙袋3個分ぐらいもらったが、あんなもんいらねぇよ
だから全部部活の奴らに押し付けた」
「…なんか、可哀想だね…みんなも女の子も」
「バァカ…お前以外のチョコなんているか」
「//////」
やっぱり、拓実にはかなわないよ