「あんた、俺の邪魔した」 ガサ ガサ 「……話にならなそうな面してるな」 そう、声が聞こえた瞬間 前方に180はある男の子の後ろ姿が視界に入った 「じゃーな、邪魔者」 邪魔者!? 「私がっ!?」 ありえない、初対面の人に邪魔者なんて言われてしまった。 「桜さん、なんかカチンときたけど でも、かっこ良かったね」 私は、喋るはずのない桜に 日が暮れるまで話し掛けていた。